デリケートな赤ちゃんや乳幼児のために、安全で安心なカーペットを選びましょう
抵抗力の弱い赤ちゃんや乳幼児がいるご家庭では、できる限り清潔で安全な生活環境を整えて育てたいものです。大人と違い乳幼児の生活は、ほとんど床に近いところで一日を過ごしますので、衛生面と安全面の両方で気を配ってあげましょう。
床材といえばフローリングが一般的ですが、赤ちゃんや乳幼児にとっては埃が舞いやすく、紙などの上を歩けば滑りやすいうえに転倒時には頭部を強打する心配もあります。
こうしたさまざまな危険から赤ちゃんを守るにはカーペットが最適で、赤ちゃんに優しい機能を持つカーペットを正しく使うことで快適な育児空間を作ることができますので、私たちが選んだお勧めカーペットを紹介しましょう。
抗菌・防ダニ・ホルムアルデヒド吸着で清潔な環境作り
生まれて間もない赤ちゃんや乳幼児は抵抗力が弱いので、室内の環境はできる限り清潔に保ちたいものです。
カーペットには赤ちゃんや乳幼児がいるご家庭でも、安心してお使いいただける高機能な商品がありますので、そういった商品の特性をよく理解して納得できるカーペットを購入しましょう。
特にお勧めしたいのが抗菌タイプや防ダニ加工タイプでデリケートな赤ちゃんの肌を守ることを考えたり、室内の空気中に含まれるホルムアルデヒドを吸着して再放出させないという機能を持つウールカーペットも安心な素材になります。
清潔・衛生・快適を提案するSEKマーク
社団法人・繊維評価技術協議会の基準を満たし、抗菌防臭性能または制菌性能を持つカーペットです。高温多湿の夏では、細菌などの微生物による被害に悩まされます。赤ちゃんや抵抗力の少ないお年寄り、妊婦の方、アレルギー体質の方には特にお勧めのカーペットです。抗菌カーペットを見る
インフルエンザウィルスを99.2%滅菌
アスワン社の抗菌防臭加工「スーパーチタンデオ」は光の照射でインフルエンザウィルスを99.2%減少させることが北里環境科学センターの調べで証明されました。カーペットに付着したインフルエンザウィルスを太陽光や蛍光灯の光で滅菌します。
インフルエンザ対策カーペットを見る
消臭カーペット
タバコ臭やペット臭、お部屋の気になる臭いをスッキリ消臭してくれるカーペット。シックハウス症候群の原因といわれる、ホルムアルデヒドにも対応しています。おもに光触媒と酸素触媒による2つのタイプがあり、酸素触媒は光が当たらなくても四大悪臭を消臭してくれます。消臭カーペットを見る
ウールカーペット
ウールは室内空気の汚染物質ホルムアルデヒドや二酸化炭素を吸収、浄化し、その浄化作用は半永久的に持続します。その他弾力性に富み、音を吸収して快適な
音響空間を作り、冬暖かくて夏涼しいと経済的な面があるうえに、雨の日は湿気をたっぷり吸収して爽やかな環境を作り、燃えにくくて安心です。ウールカーペットを見る
遊び毛が出やすいものを避ける
カーペットの繊維は短い繊維が撚りあってできた糸を使用しているものが多く、歩行などによる摩擦で繊維が抜け出て遊び毛となりやすいことを頭に入れておきましょう。
さらにカットパイルは製造過程によってできた細かな繊維が残っているため、さらに遊び毛が出やすいことがあります。
購入したばかりのときはなるべくこまめに掃除機をかけて、こうした遊び毛を取り除くようにしましょう。徐々に遊び毛の発生は少なくなりますが、全くなくなるわけではありません。
カーペットの中でも長繊維を使用したBCFナイロン素材を使用したカーペットは、摩耗による擦り切れに非常に強くて遊び毛が出なくて清潔で安心です。遊び毛を赤ちゃんが口に入れても人体に害はありませんが、衛生的にはあまり好ましくありませんので心配な方はBCFナイロン素材の物や、遊び毛が出にくい特性を持ったカーペットを選びましょう。また化繊よりも天然素材のウールを希望される場合は、遊び毛がほとんどでないウールカーペットもありますのでそちらをお求めください。
元気な育ち盛りの子供の安全性を考えて
子供をフローリングで遊ばせていると、散らかった紙の上を踏んで滑って転倒してしまうことがあります。フローリングに頭を打ちつけたり、散らかったおもちゃでけがをすることもあります。
遊び場のスペースにカーペットを敷いてあげることで、こうした危険を回避することができ、さらにクッション性の高いカーペットを選ぶことでさらに安全性が増します。
クッション性の高いカーペットは基本的にパイル密度が高く毛足の長いものになりますが、カンガバックタイプや防音効果のある厚めの不織布貼りのカーペットはクッション性も高くお値段も手ごろなのでお勧めとなります。
※カンガバック部分の厚み6ミリですが、サンゲツ社サンコーラスのみ約3ミリになります。
カンガバック
アメリカで開発されたこのバッキングシステムは、ポリウレタンフォームを発泡させて、
カーペットの裏面に接着剤として直接コーティングするカーペットです。
フォーム層は連続気泡で適度の通気性があり腐敗(加水分解)しにくく、
カビや微生物の繁殖を防げるのでとても衛生的です。
またフォーム層には自己消火性を持たせてあり、安全性にも配慮されたカーペットです。
撥水タイプで食べ汚しも安心
赤ちゃんや乳幼児は飲んだミルクを吐いて戻したり、飲み物の入ったコップを倒したりと、カーペットを敷いてもすぐ汚れてしまうのでは?とご心配の方も多いと思います。
カーペットには撥水加工や汚れ防止加工がした製品があり、小さなお子さんがいて汚されては困るとご心配なら、こうした撥水加工や汚れ防止加工を施した製品を購入されることをおすすめします。
撥水性能については、
私たちが実際に撥水性能を試してみたレポートも合わせてご参照ください。