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特にマンションにお住まいで育ち盛りの元気なお子さんをお持ちの方は、遊んでいるおもちゃの床への衝撃音や、走り回って遊ぶ足音などが階下に響いてしまい迷惑をかけてしまうことがあります。

共同住宅という性格上お互い様という考えもありますが、実際には階下の方が
精神的に大きな障害を受けているなら、できる限りの対策を取るのがマナーといえるでしょう。

カーペットで騒音対策できるのは軽量衝撃音です
マンションに住んでおられて階下の住人から「うるさい！」と苦情を言われノイローゼ気味の奥様も多く、床のことなので何とかカーペットで音が階下に響かないよう対策を取りたいとご相談いただくことが多いですね。

しかし現実的な話を申しますと、カーペットだけで完全に騒音問題を解決することは難しいことをあらかじめ知っておいていただきたいと思います。

床への衝撃音は一般的に「軽量衝撃音」と「重量衝撃音」という尺度があって、カーペットで防音性能があるとＬＬ値で表記されているものは「軽量衝撃音」に対する効果を測定したものになります。

その軽量衝撃音とは具体的にどんな種類の音なのかといいますと、スプーンやお箸など比較的軽量なものを不用意に物を床に落してしまった時の衝撃音とか、フローリングの上をスリッパでパタパタと歩いた時の軽い音などをさします。

階下の方がうるさい！と感じる音は、子供さんがバタバタと走り待ったり、机やベットから飛び降りたりしりもちをついた時のドスン！と響くような音であり、それらは重量衝撃音として区別されます。

ドンドン、ガンガン、バタバタ、ドスン！というような擬音語でイメージできるような重量のある衝撃は、たかだかカーペット程度の厚みだけでは吸収できるはずもありません。

もちろん、ある程度緩和する効果はあります。それが遮音・防音効果という目的で作られたカーペットです。遮音性能を持つカーペットの一つに、カンガバックという素材を裏打ちしたカーペットがあります。カンガバックは遮音等級Ｌ−３５をクリアしています。

カンガバック
アメリカで開発されたこのバッキングシステムは、ポリウレタンフォームを発泡させて、
カーペットの裏面に接着剤として直接コーティングするカーペットです。

フォーム層は連続気泡で適度の通気性があり腐敗（加水分解）しにくく、
カビや微生物の繁殖を防げるのでとても衛生的です。
またフォーム層には自己消火性を持たせてあり、安全性にも配慮されたカーペットです。

マンションにおすまいで階下の騒音配慮でお困りでしたら、ぜひカンガバックタイプのカーペットをご検討ください。

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